奈良県吉野郡上北山村大字西原

2020年07月02日


近畿エリアの滝に戻る

Road Map :R169から天川村へ伸びるR309に入ると700m程で ”無双洞”に
            向かう水太谷林道の入口がある。
Route Map:新田林道の車止めからログハウスまでを歩く。
地域別・日本の滝』  偶然に知った滝であるが、梅雨期で水量の多い豪快な滝を見ることが出来た。
  長年、上北山村付近の滝を下調べしていたが ”行者滝”なるものがヒットしたことがない。 今回、”水簾の滝”へ行く事になったので、改めて水太谷林道の道路状況を調べてみると、水太谷林道の途中から新田林道に入れば ”行者滝”があることが判った。 序でとなるが、”水簾の滝”に行く前に ”行者滝”に行ってみることにした。
行者滝
  水簾の滝を検索していて、たまたま見付けることが出来た滝であるが、梅雨期の水量の
多い滝を見れたのは幸運であった。 舗装された林道であったが、落石には泣かされた。
'20年度の上北山周辺の滝巡り
  行者滝 → 水簾の滝、無双洞くらがり又谷の滝ツキ谷の滝、千尋の滝深瀬滝
行者滝 (落差20m)
ぎょうじゃたき
散策時間:往復40分。
水太谷林道入口からは約2kmで新田林道への分岐があり、橋を渡る。
天ヶ瀬川の両岸で見られた滝。
行者滝。
水太谷林道に入って100m程で、左岸の枝沢から大きな”無名滝”が流れ落ちていた。 思わず車を停めて写真を撮る。
次に右岸の枝沢から流れ落ちる ”無名滝”が見られた。
これも右岸の枝沢からの大きな ”無名滝”
これらは梅雨期の限定滝なのかも知れない。
”天ヶ瀬川”の本流にも大小の滝があり、時間があれば林道を歩いてみたい思いであった。
”水太谷林道”にも沢山の落石があったが、”新田林道”の落石は更に多かった。
この付近の落石は角が鋭く、タイヤがバーストする恐れがあるので、ヤバそうな
落石は片付けながら、ここまで走って来た。
しっかりした車止めゲートを抜けて行く。
車止めゲートを抜けてからの林道は一見、綺麗な状態に見えたが、
落石はたっぷりであった。
林道歩き5分程で滝位置の目標となるログハウスに着く。
ここまで滝への案内板は何も無かった。 滝の情報はネットで調べるしかない。
”行者滝”は見えているのだが、滝の方向へは急斜面で下れなっかた。
ログハウスの左側から沢に向けて激下りをする。
道も踏み跡も無く、廃材の散乱が興醒めであった。
滝が見える所まで遡上するが、大きな岩と滝飛沫に阻まれて滝壺までは行けなかった。
滝の見えない下流の沢に降り立ち、沢登りをして行く。
落差20mの直瀑である ”行者滝”は水量が多く迫力があったが、水量が多過ぎて滝飛沫でこれ以上近寄れなかった。
簡素な滝なので、渇水期には貧弱な滝になるだろう。
滝見を終えて下って来た崖を戻る。 土の斜面なのでグリップがまったく利かない。
浮石ばかりで、下りは勿論、上りでも苦労した。
滝の正面からは、ほとんど見えなかった。
道路に戻り、道路から滝見出来るポイントを探すが、
どこからも樹木に阻まれ、しっかり見える場所は無かった。
滝見散策40分にて車に戻る。 林道の落石はある程度片付けているので、戻りの方が安心だった。